おねしょ(夜尿症)の症状

一般的に夜だけ尿漏れがあるものを夜尿症(おねしょ)と言い、昼も夜も尿漏れがあるものは遺尿症といいます。 2~3歳くらいまでの「おねしょ」は頻度も多く生理的なものと考えて放っておいても良いのですが、4~5歳を過ぎても「おねしょ」をする子供本人やその親の心理的なストレスはかなり高いと思われますので、「じょう泌尿器科クリニック」では可能な限り対応したいと考えています。

 

 

夜尿症の原因・メカニズム

大半の場合は小学生になる前に自然に治ってしまいますが、そうでない場合は治療を必要とします。とくに稀ではありますが、生まれつきの基礎疾患がある場合は泌尿器科的な専門の検査が必要です。基礎疾患のない一般的な夜尿症の原因としては、

膀胱蓄尿機能の未発達排尿中枢の未発達、抗利尿ホルモンの分泌不全児童の持つ精神的背景など

の問題が考えられます。

診断には排尿日誌を作成し、

一日尿量夜間尿量膀胱容量排尿回数

に注意します。 いずれにしても緊急性がある場合は少ないのでじっくりと向き合っていく必要があります。

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おねしょを治すには

夜尿症の治療法には、

心理療法排尿訓練法夜尿アラーム療法三環系抗うつ剤抗利尿ホルモン剤と、過活動膀胱に効果が期待される、抗コリン剤

など様々なものがありますが、いずれの治療をおこなう場合にも、治療法の目的、効果、自然経過との比較、経済的負担、副作用について十分に説明し、本人、家族の希望を配慮することが大切です。「じょう泌尿器科クリニック」ではすぐに薬物療法に頼るのではなく、まずは患者さん本人と家族とドクターが協力して出来ることから治療を始めます。